活動案内・報告

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年頭のご挨拶

(一社)東京都LPガススタンド協会

会長 柳 也主男

新年あけましておめでとうございます。柳会長2.jpg

私どもの協会は、新公益法人制度のもと、昨年4月に一般社団法人東京都LPガススタンド協会として新たにスタートを切りました。

当協会は昭和38年設立以来半世紀を経て、昨年50周年を迎え、6月8日の定時総会時に多くの来賓の方々をお迎えし、50周年式典を行うことができました。これは偏にタクシー業界を始めとしたお客さまや関係官庁・関係団体の皆さまのご支援、ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。

さて、ここ数年オートガスの需要は大幅に減退しており、LPガススタンドを閉鎖する事業者が出てきております。そこに加えて、昨年11月改正タクシー特別措置法(タクシー減車法)が成立し、また仕入価格の大幅な上昇があり、我々の業界は、まさに逆風の中にあります。

ただ、昨年8月、日産がバイフューエル車の「NV200バネットタクシー」を発売し、また東京モーターショー2013ではトヨタが「次世代コンセプトのジャパンタクシー」としてLPGハイブリッド車を大々的に発表しました。これからの高齢化社会への対応ができるユニバーサルデザイン車で、LPGを燃料として環境に優しく、空間が広く、乗り降りがしやすく、デザイン性も良く、多くの来場者の注目を集めていました。

現在、日本には約7,500万台の自動車が走行しています。そのうちLPガス自動車は、約25万台で、全体の0.3%です。一方、東日本大震災の時の教訓でエネルギーの分散化が求められていますが、我が国のLPガスの一次エネルギーの供給比率は3%であり、それをLPガス自動車の普及台数に置き換えれば250万台になります。普及が図られれば、新型車両の登場、各種優遇措置によりタクシーのみならず大衆車にもLPガス自動車の普及は可能です。

また、将来に向けてLPガススタンドは、水素社会の重要な役割を担うインフラであると考えております。

昨年、2020年東京オリンピック開催が決まりましたが、前回五輪の聖火はLPガスで点ったことは業界関係者が認識しているところであり、東京オリンピックに向けてLPガス・LPG車のPRをしていくことも課題の一つと考えています。

最後になりますが、会員各社のご隆盛とご活躍をご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせて頂きます。

以上 

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