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年頭のご挨拶

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(一社)東京都LPガススタンド協会

会長  柳  也主男

 

新年明けましておめでとうございます。平成28年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 

昨年は、台風による風水害や火山の活性化による被害等があり、被災地の方々に心からお見舞い申し上げます。また、世界的には「イスラム国」によるパリの同時多発テロ等世界を震撼させるような事件が多発し、我が国においても本年5月26日、27日には伊勢志摩サミットが開催されますが、万全の対策が望まれるところであります。 

さて、我が国の経済は、輸出・生産面において新興国経済の減速の影響がみられるものの、緩やかな回復を続けていると言われています。LPガス産業の現状を見ますと、米国におけるシェールガスやシェールオイルの開発によって随伴するLPガスの増産に伴い、中東産LPガスを含め安価なLPガスの輸入が期待されています。 

また、LPガス自動車の普及促進につながる課題としてトヨタ自動車㈱が2017年度内にLPGハイブリッド車である「次世代タクシー」の発売を発表しました。

1.5LのLPGエンジンを備えたハイブリッド車ですが、国から「次世代自動車」に認定され、優遇税制の対象車となることを期待しており、トヨタ自動車㈱に対しタクシー専用ばかりでなく一般車としても発売してくれるよう期待したいと思っています。 

また、国のエネルギー政策におけるLPガス自動車の位置づけ向上について、政権政党である自民党、公明党をはじめ民主党、経済産業省、国土交通省等の行政機関や各自治体に対し日本LPガス協会、(一社)全国LPガス協会と共に政策提言活動を展開していくことが必要であります。特に地方自治体など公共機関においては、LPガス自動車を導入・普及させ、自動車用燃料にかかるリスク分散を図っていくことは重要であることを繰り返し提言していく必要があると考えております。 

さらに、現在、促進協が行っておりますLPガス自動車の燃料容器等の国際基準化を図り、LPガス自動車の輸出入の自由化を推進し、車両価格の低減につなげるための環境整備をすることが喫緊の作業であり、加えて同じく促進協が国立環境研究所と共に作成しました自動車の排気ガス数値の比較表を用いてLPガス自動車の環境性能の良さをPRし、LPガス自動車に対するユーザーの認識を高めていきたいと考えております。

このことは、LPガス自動車の普及促進に極めて重要なことであると考えております。 

当協会においても需要開拓委員会が、委員会活動の一環として日産シビリアンの販売活動に協力しております。一昨年秋の活動開始以来8台の協力実績を上げており、需要開拓委員会の委員のみなさんの活躍に敬服致しております。 

また、日本LPガス協会は、同協会が作成した「LPガス産業の中長期展望」(平成27年11月4日作成第2回改訂版)の中で2030年にLPGハイブリッド車と噴射方式先進型LPG車の普及によりLPガス自動車36万台、軽油、LPG混焼技術の開発によりLPGトラック20万台、計56万台の普及を目指すとしています。当協会としても、日本LPガス協会の目標に業界を挙げて協力したいと考えております。 

最後に、本年も当協会にとりまして最も重要な事業であります保安の確保の推進とLPガスの安定供給に努力していくことをお誓い申し上げると共に、各委員会、関係各位のますますのご発展を祈念し、当協会に対し一層のご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げ、新春のご挨拶とさせて頂きます。

 

 

 

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