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年頭のご挨拶

平成31年 年頭所感

 山田会長写真2.JPG

(一社)東京都LPガススタンド協会

    会長 山 田 能 成 

 

新年明けましておめでとうございます。平成31年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 今年は、今上天皇が4月30日に退位され、新天皇が5月1日に即位されるため平成最後の年となります。新たな元号になる年にあたり、我が国にとって希望に満ちた時代の始まりであって欲しいと願っております。

 しかしながら、昨年を振り返りますと災害の多い年でした。7月には西日本豪雨災害が発生し、9月には北海道胆振東部地震が発生しました。それによって、未だに仮設住宅で暮らしておられる方々がたくさんおられます。まずもって被災地の方々に心からお見舞い申し上げます。

 さて、我が国の経済は、景気は緩やかに持ち直しつつあると言われております。

しかしながら、LPガス産業の現状を見ますと、平成30年度上期のLPガス全体の需要は、前年同期比95.5%でありましたが、自動車用燃料のLPガスの需要は、残念ながら89.6%とLPガス業界全体の平均よりも更に下回っております。これは、タクシーの稼働率低下に伴う燃料消費の減少によるものもありますが、平成2910月にトヨタ自動車が発売を開始したオートガス業界待望の新型LPGハイブリッド車ジャパンタクシーの影響もあると思われます。

 また、ジャパンタクシーは発売以来平成3010月末現在で、全国8,282台販売されておりますが、未だLPガス自動車の総台数は、減少傾向にあり既存のLPガス自動車がガソリン車へ買い替えられていると思われます。今後も燃費の向上と台数減少が燃料の需要量を抑えていくと思われます。

 この様な需要量の低下傾向にある状況下にあって当協会といたしましては、昨年に引き続き国のエネルギー政策におけるLPG車の位置づけの向上に努力し、かつLPガス自動車普及促進協議会、日本LPガス協会、(一社)全国LPガス協会、日本LPガス団体協議会と共に現在進めているLPガス自動車普及促進運動を引き続き展開していきます。

 例えば、今年も自治体へのLPガス自動車の導入に力を入れ、LPガス自動車を導入した自治体とは災害における協定を締結する方向で検討し、更に災害時対応型オートガススタンドの認定制度を(一社)全国LPガス協会において設けてもらい災害時にLPG車が活躍できる様な体制を準備したいと思っております。また、㈱HKSが開発し販売を開始しているプロボックスのバイフューエル車を(一社)全国LPガス協会、LPガス自動車普及促進協議会と協力して普及促進していくことも考えており、オートガススタンドの存在価値を高めていきたいと考えております。

 最後に、本年も当協会にとりまして最も重要な事業であります保安の確保の推進とLPガスの安定供給に努力していくことをお誓い申し上げるとともに、関係各位のますますのご発展を祈念し、当協会に対し一層のご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げ、新春のご挨拶とさせて頂きます。

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